新しいお金の流れで地域の挑戦を支える 古里圭史 新しいお金の流れで地域の挑戦を支える 古里圭史

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SDGsに取り組む公認会計士の紹介

#1 公認会計士×地方創生 古里圭史さん(東海会)

#1公認会計士×地方創生

グラスルーツ アカウンティングファーム 代表/株式会社リトルパーク 代表取締役

古里圭史さん

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新しいお金の流れで地域の挑戦を支える。

現在、さまざまな地域で広がりを見せる電子地域通貨。その先駆けともいえるのが、飛騨地域で展開されている『さるぼぼコイン』です。

初回の動画にご登場いただくのは、そのプロジェクトの中⼼メンバーとしてご活躍された古⾥圭史さん。独⽴された現在は、会計⼠業務と並⾏し、全国各地の⾃治体や企業の新規事業創出を⽀援する会社を経営されています。

監査法⼈勤務で得た経験、現在のお仕事とその原点となる『さるぼぼコイン』誕⽣の秘話、そして、これから挑戦していきたいことについてたっぷりお話を伺いました。

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東京の監査法人から
地元の信用組合へ

キャリアに迷った20代

古里圭史さんの経歴はちょっとユニークだ。元々は医師を目指して医学部志望だったものの教育学部理学科の生物学を専攻。基礎医学への貢献を夢見て実験の日々を送っていたのだが、その道にも疑問を感じるようになる。

「途中から他にやりたいことが見つかったり、このままでいいのかな、なんて悩むことが多くて。それで全く違う領域の仕事やバイトをする中で、ご縁があってスクウェア・エニックスに入社することになりました」

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ゲームメーカーのスクウェア・エニックスで配属になったのは総務部管財課。社内を整備して社員たちに快適な職場環境を提供するのがミッションだ。

ゲーム制作に直接関わる仕事ではなかったが、ゲーム業界の最前線を間近で感じることができ、元々ゲーム好きだった古里さんにとっても刺激的な日々だったという。

背水の陣で公認会計士試験へ挑む

ところが心のどこかにまだ迷いがあった。自分はこのままでいいのだろうか、と。そんな中、古里さんは公認会計士という職業があることを知る。

「会社の総務関係の仕事に携わる中で株式管理のお手伝いや監査法人の対応などもさせてもらいました。そこで公認会計士の方と関わる機会があったんです。僕とそれほど年も変わらないのに、社長と対等に話をする姿を見て、自分もあんな風になりたいなと憧れて。そこから本腰を入れて勉強を始めたんです」

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周囲に相談をした結果、退職をして挑むと決断。その数ヶ月後に短答式試験に合格。その後、監査法人のトーマツに入社し、働きながら二次試験合格を果たした。

「トーマツではIPO支援の業務を中心に行う部署に配属されました。在籍中に3社の上場に関わることができて、非常に幸運だったなと思います」

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地元の金融機関からUターンの誘い

監査法人で順調に経験を積み重ね、現場主任まで任されるようになった古里さん。公認会計士としてはまさにこれからという頃に一つの転機が訪れる。地元、飛騨高山へのUターンの誘いだった。

それはリーマンショック、東日本大震災と続き、まさに日本経済が揺れ動く中で、現場に疲弊感のようなものが漂っていた頃だったという。

「生まれ故郷の金融機関である飛騨信用組合から、地域を再生するための新しい取り組みをするメンバーとして参画してほしい、と。それを聞いたときに非常に魅力的に感じたというか、ちょっとワクワクした気持ちを持ちました。決断するまでには1年ほど逡巡していましたが、一念発起してUターンすることに決めたんです」

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相当な覚悟だったのではないかと聞くと、周囲にもかなり驚かれたと古里さんは笑う。しかしこの時の決断が現在につながる出発点になったのは間違いない。

地元に戻って今に至るまで、古里さんが何を想い、どう歩んだのかーー。一つひとつ丁寧に言葉を紡いでいく古里さんの誠実な人柄と共にお楽しみいただきたい。

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